「3月」
陰陽五行:卯・陰・木・肝
二十四節気:啓蟄(3月5日)
暖かくなり、冬籠りをしていた虫が出てくる日。
春分(3月20日)
昼夜の長さがほぼ同じになる。
雑節:彼岸(春)(3月17日~3月23日)
春分の日を前後3日間で挟んだ合計7日間を春彼岸といい、先祖のお
墓参りをする習慣があります。
*雑節とは日本独自の暦のこと
昼夜の時間が同じになるこの季節は、三寒四温で寒さと暖かさが交互に訪れる日々が続きます。気温の変動が激しく体調を崩しやすいので、より一層体調管理が必要となります。
2月中旬に五行説の「木」に入りましたが、3月も引き続き「木」の影響が強く、「肝」への負担がさらに増してきます。
『春の養生法』は下記のブログに掲載していますので、参考になさってください。
養生のポイント
- 春は気血の巡りが良くなるため、身体の活性化を阻害しないようにすることが大事です。それには「辛味+苦味」の組み合わせが良いとされています。辛味は上へ発散する作用があり、苦味は下へ降ろす性質があるため、この二つの組み合わせが気血の巡りを良くすると言われています。
*トウガラシなどの激辛食材は体を温めすぎるため、程ほどに抑えるようにしましょう。 - 「肝」の働きが盛んになりすぎると、「脾」を攻撃することがあります。ストレスが増えると胃が痛くなること、ありますよね。「脾」を養うのは「甘味」なので、適度な甘味を摂るのが良いとされます。ここでいう「甘味」は人工的なお菓子等ではなく、天然の自然な食品(フルーツなど)を指します。
- 「肝」は「酸味」を好むため、肝の働きを強くさせ過ぎないために、春には酸味を控えめにすると良いでしょう。
《編集後記》
現在、新型コロナウイルスの猛威が世界中を席巻しています。春うららかなこの季節、日本は一番良い季節と言っても過言ではありませんが、自分だけではなく周りの人のことも考え、なるべく罹患せずに済むよう行動したいものです。
了