季節の東洋医学的解説~10月~

季節の東洋医学的解説~10月~

2020-10-12

「10月」

陰陽五行:戌・陽・金/土・肺/脾 

二十四節気:寒露(10月8日)
        秋が深まり、朝露が冷たい頃。
      霜降(10月23日)
        山里では霜が降り始める頃。

雑節: 土曜(10月20日~11月6日)
       立冬までは土用の期間となり、土の影響を受けます。
      雑節の「土用」というのは立春・立夏・立秋・立冬の
      前の18日間のことです。この間は土いじりなどを避ける
      方が良いとされています。
     
  *雑節とは日本独自の暦のこと

10月になると、ますます秋が深まってきます。乾燥もますます強まるので、乾燥対策はしっかり行う必要があります。肌の髪への保湿は忘れずに。口や鼻からも乾燥した空気が肺に取り込まれるため、肺に潤いを与えてくれる食事や健康食品などで、乾燥から身体を守りましょう。また、10月中旬から11月の立冬までは、季節の変わり目(土用の季節)に当たるため脾胃が弱りやすくなります。胃腸に優しい食事を摂るように心掛けましょう。

秋の養生法については下記を参考にしてください。

季節の東洋医学的解説~9月~
「9月」 陰陽五行:酉・陰・金・肺  二十四節気:白露(9月7日)        明け方、草木に露がつくことが多くなる時期。        本格的な秋の到来です…
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《編集後記》
ようやく涼しくなり、秋らしくなってきました。しかし肌や髪は一気にドライ肌に。私は元々敏感肌で、乾燥の酷い時は痒みを伴うため、早目早目に保湿をしています。お気に入りはグリセリン石鹸です。皮脂を落とし過ぎず、グリセリンの潤いが残るので、洗った後もしっとりしています。乾燥肌の方にはお勧めですよ。

今年はコロナ禍で人に直接会う機会が減っているため、一人で悩みを抱え込む人が増加しているようです。体調や精神面などの不安がございましたら、遠慮なくご相談ください。