季節の東洋医学的解説~1月~

季節の東洋医学的解説~1月~

2020-01-10

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

2020年のブログは週1回の更新を目指そうと思っています。
昔から筆不精な私にとってはかなりのチャレンジです。
暖かく見守って頂ければ幸いです。

毎月テーマを決めて更新していく予定にしておりますが、第1週目(1月は第2週)は季節についての東洋医学的解説を掲載していきます。暦の日付については毎年変わりますので、2020年の場合として参考にしていただければと思います。

「1月」

陰陽五行:丑・陰・水または土・腎または脾
二十四節気:小寒(1月6日) ・・・寒さが次第に厳しくなる。寒の入り。
      大寒(1月20日)・・・1年で最も寒い頃
雑節:土用(春)(1月18日)
*雑節とは日本独自の暦のこと

最も太陽の出る時間が短い「冬至」は12月。
本来ならばこれから日照時間が長くなって暖かくなりそうなものですが、陰陽五行説で読み解くと1月は「陰」の季節。まだまだ寒く、いやこれから「陰」が極まって極寒の季節に突入していきます。

雑節の「土用(春)」というのは立春の前の18日間のことで、今年は1月18日~2月3日の間になります。この間は土いじりなどを避ける方が良いとされています(18日間はあまりに長いので、土いじりをしてもよい特別日が設けられているようですが・・・)。いずれにせよ、土用は季節の変わり目で体調を崩しやすいため、普段より慎重に暮らす方が良いようですね。

陰陽五行では、1月は陰・水または土に属します。水は腎、土は脾を主るため、今月は脾腎を考慮した食生活が望まれます。食養生については次回のブログに掲載させていただきます。

寒さが厳しくなっていきますので、皆様風邪など引かれないようお過ごしくださいね。