
季節の東洋医学的解説~5月~
「5月」
陰陽五行:巳・陰・火・心
二十四節気:立夏(5月5日)
夏の始まり。この日から立秋の前日までが暦の上では夏。
小満(5月20日)
草木が次第に茂る頃。
雑節:八十八夜(5月1日)
立春から88日目の日。この日に摘んだお茶は上等なものとされ、
この日にお茶を飲むと長生きするとも謂われています。
5月5日に立夏が訪れ、暦の上では夏になりますが、日本の5月はまだまだ夏と呼ぶには早すぎる気候です。陰陽では「陰」に当たるため、夜などは冷気を感じることもあります。これから訪れる夏への準備期間と考えて良いでしょう。
《編集後記》
5月と言えばゴールデンウィークですが、新型コロナウイルス感染症のために外出もままならない状況かと思います。遠出をしなくても身近なところで散歩をしたり、遠くに住む家族や友人と電話で話したり、今できることを楽しみましょう。新茶がおいしい季節になってくるので、お茶を嗜むのも一つの楽しみ方ですね。緑茶には体を冷ます効果があるので、これからの暑い時期にはお勧めです。日本の緑茶の種類は多いので、色々な銘柄を試してみてはいかがでしょうか。


KOYAKUBO:漢方薬局 香薬房の管理薬剤師
<保有資格>漢方生薬認定薬剤師・国際中医師・薬膳アドバイザー・JAMHA認定ハーバルプラクティショナー・メディカルアロマセラピスト
中国茶好きが高じて中国茶芸師と評茶員の資格を取得。普段は奈良の鹿と戯れているが、旅好きなため世界のあちらこちらに出没。