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五月病と不眠

長かった楽しいGW休暇も明け、いよいよ初夏の陽気がやってきました。新しい環境にもそろそろ慣れるころ・・・のはずが、なんだか憂鬱・・・。寝つきも悪くなった気がする。今回のコラムは、そんなお悩みを抱える方にお届いたします。

五月病って?

5月に多いから「五月病」。そのままですね。
4月に新しい学校や会社に入った人が、理想と現実のギャップにストレスを感じると、首肩の凝りや鬱、精神不安、不眠などの症状が現れます。

病院やクリニックなど医療機関では「適応障害」として診断されます。最近では新人研修の終わる6月頃に症状が出ることが増えています。こちらは「新五月病」や「六月病」ともよばれています。

主な症状としては、無気力・不安感・焦燥感などがあげられ、「うつ病」とよく似ています。「うつ病」は原因不明のストレス要因によって発症しますが、「適応障害」は、生活・職場環境などの外的なストレス要因で発症します。

五月病は、ストレス要因がはっきりしているため、症状が軽いうちにその要因を取り除くと軽快することが多く、また環境に慣れることで、体調が良くなっていきます。

春の不眠

以前にも紹介しましたが、2000年前に著された漢方の古典『素問』には、
「春は病、肝にあり・・・。」と記されています。

春は陽気が上昇して、陰陽のバランスが崩れやすくなります。「肝」がバランスを崩すと「肝気」の流れが悪くなり、イライラやストレス発散ができず、うつ症状が生じるようになります。また、「肝血」が不足すると、精神を司る「心」へ「血」を供給できなくなり、精神不安やうつ症状、不眠症状が出たり、やる気がなくなったりします。

※「春は病、肝にあり・・・。」のコラムは下記をご覧ください。

五月病や春の不眠を解消するには

五月病や春の不眠を解消したり、予防したりするにはどうすれば良いでしょうか?

それには、「肝血」「心血」を補うことが重要です。

1)規則正しい睡眠習慣をつける

まず、第一に朝と夜のメリハリを付けることが重要です。夜12時までには寝て生活リズムを整えましょう。できれば、ゴールデンタイムと呼ばれる深夜12時までには就寝できると良いですね。

就寝している最中、特に「肝」の時間といわれる午前1~3時の間は、血液が肝臓に集められて、解毒作用を行っているといわれています。肝臓でしっかり解毒されたきれいな血液が、心臓に送られ、その後全身に送られていきます。なので、夜の時間帯に睡眠を取ることは、きれいな「肝血」を増やすために重要です。なかなか眠れない夜も、できるだけ横になって身体を休めるようにしてください。

2)食養生をする

「肝血」や「心血」の不足から生じる症状は、食事にそれぞれの不足を補う食材を使用することで、改善が期待できます。スーパーで手に入りやすい食材を下記に挙げてみたので、日々の食事に取り入れてみてくださいね。

  • 肝血を増やす食材・・・クコの実、黒ごま、牛乳、ハマグリ、イカなど
  • 肝の働きや解毒を助けるもの・・・菜の花や空心菜などの旬の青い野菜
  • 心血を増やし、安心効果があるもの・・・竜眼、ユリ根、ナツメ、ハスの実など
  • 鎮静効果のあるもの・・・紫蘇、薄荷など

3)ハーブティーやスパイスを利用する

レモンバームやカモミールなどのハーブティーは心を穏やかにしてくれます。肩こりにはシナモンや葛、生姜をスープにして飲むと良いでしょう。下記でハーブティーについて簡単に解説します。

  • レモンバーム

別名メリッサ。古代ギリシア・ローマ時代からメディカルハーブとして利用されてきました。レモンバームは心身のデリケートな状態を穏やかに調節してくれます。

香薬茶房「レモンバーム」

  • ジャーマンカモミール

イギリスの童話「ピーターラビット」のお話の中にも登場する、世界中で親しまれているハーブティーです。消化器の不調を和らげたり、不眠などの神経症状に穏やかに作用します。キク科のなので、菊アレルギーの方はご注意ください。

香薬茶房「ジャーマンカモミール」

それでも困ったら

五月病は、すこし環境に慣れ始めたときに出てくる症状です。緊張が抜けて逆にやる気がなくなってしまったり、新しい環境が期待とは違ったことによる落胆など、環境が外因となって体に症状が出てきてしまう疾患です。

しばらく経つとその状況にも慣れて、体の症状が治まってくる場合もありますが、症状が酷かったり、不眠が続いて生活に支障が出るときは、専門の機関に相談することをおすすめします。

上記のように生活習慣を改善したり、食事を見直したりしても、なかなか具合がよくならない。そんな方は一度、当店にてご相談ください。

当店ではお客様の症状や体調をじっくりとお聞きした上で、お客様一人ひとりに合った漢方薬や健康食品をご提案させていただきます。

ご予約はこちらまで  漢方薬局 香薬房

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