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季節の東洋医学的解説~7月~

「7月」

陰陽五行:未・陰・土・脾  + 夏[火・心]

二十四節気:小暑(7月7日)
        梅雨が明け、本格的な暑さが始まる頃。
      大暑(7月22日)
        もっとも暑さが厳しい頃。
雑節:半夏生(7月1日)
     夏至から11日目。半夏(からすびしゃく)が生える時期。
     田植えや畑仕事を終える時期とされる。
  土用(7月19日~8月6日)
     立秋までは土用の期間となり、土の影響を受けます。
     
雑節の「土用」というのは立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間のことです。この間は土いじりなどを避ける方が良いとされています。
* 特に夏の「土用」が有名で、「土用の丑の日」には精力をつけるためにウナギを食べる風習が日本にはあります。
* 2020年の土用の丑の日は、7月21日と8月6日の2回あります。

  *雑節とは日本独自の暦のこと

7月は梅雨から真夏へと変わる季節。ジメジメした暑さが続き、体調の変化に体が追い付かない時期でもあります。「長夏」の影響もまだ終わらず、引き続き養生が必要です。

「長夏」については、下記の記事を参考にしてください。

夏の養生法

梅雨が終わるといよいよ真夏の季節。後ろにずれこんだ火(心)の季節です。この時期は暑邪に侵されやすく、さらに蒸し暑い日本では湿邪を伴うため、「暑湿の邪」にも注意が必要となります。また、暑いために冷たいものを食べたり飲んだりしがちになります。脾胃の水分代謝が悪くなり、胃腸の働きが悪くなりがちです。熱中症にもなりやすいため、高齢者や体力のない人は注意が必要です。

夏は旬の野菜や果物、穀物や豆類などを中心に、バランスよく消化の良い食事を心がけましょう。適度に酸味や塩分を加えると、体液のバランスが取れます。冷房にも気を付けて冷やしすぎないようにしましょう。水分補給は一気に飲まず、ゆっくりと補うようにしましょう。

夏に起こりやすい症状

冷房病、夏バテ、不眠、夏カゼ、息切れ、脱力、イライラ、熱中症、食欲不振、倦怠感など

おすすめ食材

・脾胃の働きを高めて気を補うもの
  米、大麦、押し麦、小麦、山芋、豚肉、ジャガイモ、カボチャ、枝豆など

・身体にこもった熱を冷ますもの
  ニガウリ、キュウリ、セロリ、蓮根、トマト、レタス、スイカ、バナナ、
  キウイフルーツ、緑茶、豆腐、茶、菊茶など

・汗や下痢を止めるもの
  マンゴー、枇杷の実、梅、グレープフルーツ、レモン、トマト、サンザシ
  など 

・津液を作り、渇きを抑えるもの
  トマト、キュウリ、蓮根、スイカ、メロン、桃、レモン、豆腐、葛など

《編集後記》
近年は気候の変動で、梅雨にも関わらず大雨が降り続け、川や海の近くに住まわれている人々が、被災されることが多くなりました。今年も甚大な被害が発生しましたが、被災された方々には心からお悔やみ申し上げます。一刻も早い復興を願います。それにしても、これからは昔のように、シトシトと風情を感じられた梅雨はもうなくなってしまうのでしょうか。
新型コロナウイルス感染症予防のためのマスクも、適切に使用しないと熱中症を発症させてしまう危険因子になりかねません。こまめな水分補給を心掛けながら、適切な感染予防をして、熱・暑・湿・疫毒などの様々な邪気に負けない体づくりをしていきましょう。

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